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スペシャルフィッシングレポート 1000ポンドマーリン、グランダーを追う! −その2− |
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11月22日から5日間、1000ポンドマーリンを狙ったヘビータックルトローリングに出かけました。 お客様は8月にライトタックルで1日3本のマーリンをしとめた小川様です。 8月の釣行の後、本格的なトローリングがやりたいとのことで、11月の新月に合わせて日程を組み、タックルも全て用意して、満を持してのチャレンジです。9月には練習のつもりでグアムでトローリングをされたそうですが、そこでも3日間で200〜300ポンドサイズを3本上げられたようで、その勢いがどこまで通じるか楽しみです。 |
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翌3日目はエンジンを修理し、食料、燃料も補給して10:00頃出航。仕切り直しだ。この日は当初予定していたケアンズ北東のリーフの外側にある「バンク」を攻めることにする。 リーフを抜けたあたりで、そこかしこ鳥山が立っていて、その下でカツオやマグロがジャンプ している。ポイントまでは15分程度のところまで来ていたので、ライブベイト用に、このカツオ、マグロを釣って、ツナチューブ(大型のライブベイトを生かしておく水槽)に入れて、ポイントま で移動することに。なんどかジグをキャストしたり、トローリングしたりしてみたが、どうも捕食している餌がシラスのような小型の餌のようで、ジグやルアーに見向きもしない。結局、ライブベイトは諦めて、ポイントに向かった。 12時頃からスタートフィッシング。まだポイントの南の端で、はっきりと船名までは解らないが、かなりのボートが先行している。最初は例によってルアーでスタート。このまま北上して、今夜はオパールリーフに投錨の予定だ。
このバイトのあと、ルアーからデッドベイトに交換。今日は早くから当たりがあって、まずまずのスタートだ。その2時間後にも同じようにバイトがあるが、食いが浅く、フッキングしなかった。このときもデッドベイトについて暫く泳いでいたので、魚体がはっきりと見て取れたが、これもミドルサイズ程度だった。 その直後、ライブベイト用に流しておいたツナ用のルアーにイエローフィンがかかり、それを回収しようとしてボートを止めていたらマーリン用のデッドベイトに大型のサメがかかってしまった。ボートを停めておく訳にも行かないので、イエローフィンを水中に残してやり取りをしながらシャークフィッシングをすることに。そしたらそのイエローフィンにもサメが掛かってしまい、私がスタンディングハーネスでライトタックルロッドを持ち、小川さんがヘビータックルロッドにかかったサメを釣り上げるためにファイティングチェアーに座り、2人でシャークフィッシングになってしまった。 幸い私のサメはすぐにラインブレイクして外れたが、小川さんのサメは、なにせヘビータックルロッドなのでラインブレイクすることもなく、その後1時間のファイトタイムの末、ようやくリーダーをつかんでカット。かかったサメは300ポンド程度の大型のメジロザメだった。小川さんにとってはこれほど大型の魚とのやり取りは初めてだったらしく、ヘビータックルでの魚のあしらい方が実践で練習できて、翌日の好結果をもたらすことになった。このときの小川さん、ファイティングチェアーに座ったまま、サメの突然の突っ込みに必死に耐えながら「命の危険を覚えますよ。」とかなり真剣におっしゃっていました。 このサメの後、1時間ほど流すが、それ以降はノーバイトでストップフィッシング。その日の投錨予定地、オパールリーフに船首を向け、アンカーリングしたのが7時ごろになってしまった。
が、それ以外の意味でも)だと思ってしまう。「釣りって最高だ!!」 翌日は遅い朝食を済ませて、9時頃スタートフィッシング。その時間帯には、各ボートも、思い思いの方向に出発。我々は、11時ごろが潮変わりなので、それまで餌釣りとGTフィッシングをすることに。適当にGTを釣って遊んだ後、11時半頃、マーリンポイントへ。 今日は、最初からデッドベイトでトローリングすることにする。スタートしてから3時間程、何も起こらないまま時間が過ぎる。操船しているキャプテンのスコットに「トローリングって退屈じゃない?」と聞くと、「確かに退屈だが、大物がかかったときの気分は最高だ!!」という答え。それにしても、こう何も起こらないと、退屈でしょうがない。ほかのボートの無線でのやりとりを聞いていても、この日釣れたボートはまだないようだった。退屈だと思いながら、ボートのブリッジの前に出て、ボートの進む方向をぼんやり眺めていると、突然スコットの怒鳴り声が聞こえた。 「フィッシュ!!、アウトリガー!!」、「そのまま、そのまま、そのまま。」。 するとデッキハンドのウィルがフリースプールにしたリールのドラッグを少し締めて、ラインの先のマーリ ンを確認する。「まだいるぞ、バイトしてる。まだ。まだ。待って。 オーケー、スコット、セットしろ!!」。 ボートが突然前進し、ラインが唸りを上げてリールから引き出され始めた。ロッドをファイティングチェアーにセットし、小川さんにハーネスを付け、ロッドにハーネスを固定する。ようやくラインが止まって、リールを巻きにかかった途端、ボートの真横、100メートル程で、巨体が空中に舞い上がった。「モンスター!!」。まさに目の前で巨体が頭を振って空中に何度も躍り上がる。ラインはまだボートの真後ろに伸びたままだ。「巻いて、巻いて、巻いて!!、ラインが緩んでる!!」。キャプテンのスコットもすかさずボートでアシストに入る。 トップショット(メインラインの先端に取り付ける150メートル程のモノライン)の結束部辺りまで巻き取っては引き出され、完全に結束部がリールの中に収まったのは、バイトしてから1時間半くらい経過していた。次のアウトリガーのスナップのマーキング(残りライン30メートル)までをリールに納めるまでは、にそれから1時間が経過していた。そこからようやくボートの真下に姿が見られるようになったが、50メートル程度は簡単に引き出されてしまう。 ジャンプしたりしてくれれば、もう少し簡単に間合いを詰められるのに、このマーリンは、常に下に、下に潜り込もうとする。すると突然、ラインが唸りを上げてリールから引き出され 150メートル程、いとも簡単に引き出されてしまった。そこから、引きが断続的になり、フッと軽くなったりもしながら、ようやくボートの真下に姿を現したとき、チーム全員から落胆の声があがった。フックの先に掛かっていたはずのマーリンが頭だけになっていたのである。シャークバイトだ。 とりあえず、デッキに引き上げる。サイズを計測すると頭頂部から胸ビレの下まで片側107センチ。通常、頭の周囲で6フィート、1.8メートルあれば1000ポンド、グランダーサイズだから、推測で1100ポンドは確実にオーバーするサイズである。フックは丁度口角の部分に綺麗に掛かっていて、まず外れることはないのだが、ラインが頭に絡みついたような後が残っていて、これが再度までジャンプしなかった原因かと推測された。 結局この頭は係留場所まで持ち帰り、知り合いのマザーボートから鋸を借りて、ビル(角)だけ切り離し記念に持ち帰ることになった。 この日も、最後までねばったがこれ以上のバイトはなく、8時頃に係留場所に戻った。結局この日、他に4隻、同じ海域でトローリングしていたボートがマーリンを上げたらしく、ただ、この頭だけになったマーリンを越えたサイズはないようだった。 最終日も、午前中11時頃まではGTフィッシングをして時間をすごし、その後、11時半頃、トローリングをスタート。この日は夕方6時までにはケアンズに戻る予定だったので4時半にはストップフィッシング。結局この日はマーリンのバイトが1回とワフーのバイトが1回あったのみでノーフィッシュ。予定通り6時過ぎに帰港した。 同行した感想 アングラーがボートのクルーとしてでなく、単にアングラーとしてトローリングに参加して、とにかく大きなマーリンを上げたいという場合、そのアングラーの気持ちが、今までなかなか理解できずにいました。悪い言い方をすれば「単なる人間ウインチ」ということになるのですが、今回同行させて頂いた小川さんを見て、その気持ちが理解できたような気がしました。釣ってる本人は「単なる人間ウインチでいい。」と思っているのではないかと。もっと簡単な言い方をすれば、「魚と綱引きをして負けたくない!!」というのがアングラーの本音ではないかと思えたことです。ただそれだけのことに莫大な時間とお金を費やして遊べる男という生き物はなんて単純でわかり易い動物かと思えたことです。 釣っている本人にはタックルがどうの、テクニックがどうのなどど小難しい理屈はどうでもいい。単に「大きな魚と綱引きをして勝ちたい!!」という気持ちだけではないでしょうか。十分理解できる理由です。魚を上げたいという人は、たぶん単純に「魚と綱引きをして勝ちたい!!」という気持ちなんだろうなあ。 |
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