マーレイコッドフィッシングについて
マーレイコッドは、オーストラリア東岸の大分水嶺を源流としアデレード近郊の南極海にそそぐマーレー川水系に生息するオーストラリア固有の淡水魚です。南米のピラルクー、
ナイル川のナイルパーチとともに、世界3大淡水魚の内の一つとして知られ、オーストラリアの淡水魚中、最も大きくなる魚です。公式記録として、1.8メートル、113キロという記録も
残っています。
マーレー川の上流部、ニューサウスウエールズ州とクイーンズランド州の州境周辺の山間部では、冬季、水温が極端に低くなるため、釣るのが難しくなります。それに、このエリアでは、
産卵時期が9月~11月に当たるため、この時間が禁漁期に設定されていますから、このエリアでのフィッシングシーズンは12月~4月くらいまでです。ただ、この禁猟期禁は、州ごとに
設定されていますから、出かけるエリアによって、その禁漁期間を確認する必要があります。
20センチ前後のサイズのものは、速い流れの中でも生息するようですが、大きくなるにつれて、深度のある特定のプールの中で生活するようになり、雨による増水でも、そのプールを移動することは
あまりありません。従って、魚にダメージを与えないようなキャッチアンドリリースを繰り返していれば、安定した釣果が得られるようです。そういった点では、現地のポイントに精通した
フィッシングガイドは、安定した釣果を得るための大切なキーポイントです。それと、この辺りの河川は、殆ど、個人所有の放牧地内を流れていて、川へアクセスするためには、その土地の
所有者の許可を得なければならず、そういった点でも、現地の事情に精通したフィッシングガイドが必要になります。
川岸を歩きながら、ポイントを打っていくパターンと、カヌーを利用したカヌーフィッシングを行います。川幅は30メートル程度で、マーレイコッドのポイントととなるプールの前後の浅瀬は歩いて
渡れる程度の水深です。渓相は日本の渓流とよく似ていて、岩場が多く、プールからプールへ徒歩で移動しますので、荷物を厳選してバックパックに格納し、足場のしっかりした靴で歩けるように
装備を工夫してください。
マーレイコッド、各フィッシングコース
バラマンディー用フィッシングタックル
ロッド
バスロッドがそのまま使えます。ただカヌーフィッシングの場合などは、カヌーの中に座った状態でキャスティングを行いますから、なるべく短いロッドが使い易いようです。
6フィートより短いサイズのロッドがあればベストですが、日本で市販されているバスロッドで、この長さのものは殆ど見かけません。出来るだけ短いロッドを用意してください。
硬さは、ファーストテーパーの、硬めのロッドをお薦めします。ディープダイバー系のロッドをボトムすれすれまで潜行させてリトリーブするのが基本です。ルアーがボトムに触れる感覚を敏感に 感じ取れるようにしておかないと、ルアーをボトムに引っ掛けて回収できなるケースが続出します。それに、10キロオーバーのマーレイコッドがフッキングする場合も考えて おかなければなりません。しっかりした硬さのあるロッドをお薦めします。
ライン
メインラインは、ナイロンラインなら通常16~20ポンドクラス、PEラインなら20~30ポンド程度です。ただ、ロッドのところでも説明しましたが、根掛かりを防ぐため、ルアーが
ボトムに当っている感覚を常時感じ取れるようにするためには、PEラインの方がいいように思います。
リーダーラインは40~50ポンド。長さはキャスティング用にたらしを取って、リールの中にノットが入り込まない程度、約2メートル程の長さにします。手返しを多くしてなるべく回数を
キャスティングできるよう、ノットがスプールの中に入って、ライントラブルの原因にならないようにします。PEラインを使用する場合は、伸縮性のあるPEライン専用のリーダーを
使ったほうがいいでしょう。
リール
リールはバスフィッシングで使用できるものであれば、そのまま使用できます。あまりピンポイントでキャスティングするケースはありません。川幅が、広い場所では30~40メートル程度です。 対岸のストラクチャーまでルアーをキャスティングできるよう、小さなルアーでも十分な飛距離が出せるよう、スピニングリールは必ず用意しておいた方がいいと思います。あまり飛距離を 必要とせず、手返しを多くして、キャスティングの回数を確保したい場合は、やはりベイトリールです。ベイトリールに慣れている人でも、スピニングリールを1本、必ず用意しておいてください。
ルアー
基本は、大きなリップのあるフローティングタイプのディープウォータールアーです。キャスティング後、大きくロッドを煽って、ルアーを沈ませたら、そころからノーアクション、
スローリトリーブで、ボトム付近を、一定の深度を保ちながらルアーを泳がせます。ボトムに当る感覚があったら、根掛かりを防ぐためリトリーブを止めて、浮力によりルアーを浮かせ、
またルアーを動かし始めます。
マーレイコッドは、ルアーに興味を示してから、バイトするまで、かなりの時間、ルアーの後を追ってくるようです。従って、ボトム近くを、ボトムに引っ掛けることなく、ルアーを
安定したスピードで曳いてくることが、確実なバイトに繋がります。
ルアーと同じように、スピナーベイトも使います。ルアーは、フローティングタイプですから、泳層が限られます。ある程度深度のあるポイントではスピーナーベイトを使います。
朝マズメ、夕マズメでは、活性が最も高くなり、トップウォータールアーに水中から躍りかかるようにバイトするようになりますので、トップウォータールアーも必ず用意しておいて下さい。
トップウォータールアーの場合でもノーアクションのスローリトリーブがアクションの基本ですから、ペンシルタイプのものより、波動が大きくなるウォブリングの大きいスイミング系が
いいように思います。









