痛恨のバラシ 1999年3月
ラパラ、ハスキージャーク。フック、スプリットリング、共に、無残に引き伸ばされてます。一応、標準的なフックとリングに交換しておいたのですが、この通り。
2月のサイクロンローナは雨台風で、ケアンズ市内はさほど被害が無かったものの、ケアンズ郊外は増水による河川の氾濫で道路がいたるところで寸断されるという事態になってしまった。
私の好きな陸っぱりポイントのヨーキーズノブ(ケアンズ郊外のマリーナのある住宅地)へ通じるハイウェイも増水で通行止め。2月の釣果がかなり良かった(バラマンディーの打率3割)だけに、コンディションが元に戻るかどうか心配された。
サイクロン後、久しぶりに早起きをして仕事前にひと振り。
2月は朝4時起きで通っていたが、暗いうちはアタリが全くなかったので、すこし時間を遅らせて日が昇り始める少し前からスタートする。
水の濁り具合といい(この陸っぱりポイントでは黒い濁りがよく釣れる、茶色はダメ)、潮の走り具合といい申し分ないコンディション。1時間程キャスティングして釣果はなし?、と思っていたら最後の最後にバイト。 何回かのジャンプの後、ランディングしたのは70センチ程のサイズのバラ。
今月最初の1匹をみごとゲット。
冷蔵庫の中には先月ゲットしたバラマンディーのフィレットがまだ残っているのでリリース。 今日も楽しく仕事が出来る!。
その1週間後
先回バラをゲットしてから1週間後、どうみても釣れそうにない潮なのにもかかわらず、体が禁断症状で疼く。
「ウ・・・・。この手がバラを求めている。」ということで気がついたらヨーキーズノブの防波堤の上に立っていた。水は黒く濁っていて色はもうしぶんないが、引き潮で、潮が高すぎる。無駄足かと思いつつもキャスト。するとなんと6投目程でバイト。
バラ独特の、一機にルアーを引ったくるようなドスッという突然の重みがロッドに掛かる。ドラグが少し引き出され、何回かのジャンプのあとに、めでたくランディング。 なかなか幸先のいいすべりだしだ。
もう一匹、と思いながらしばらくキャスト。ポイントも少しずつ変えてみる。そろそろ帰ろうかというころになって、突然そいつは現れた。
防波堤から10メートル程離れたところで突然、馬鹿でかいシルバーの影がルアーをひったくる。
「ウッホー! デカイ!」と思いながら10メートル程ドラグが引き出された、突然ジャンプ。 姿を水面に現した。「デケー!」という印象と、「こりゃラインを全部持っていかれたら終わりだ。」と心配した瞬間またジャンプ。
あわててロッドティップを下に下げようとした瞬間またジャンプ。 と、その時、無残にもルアーが中を舞って飛んできた。
「アッ・・・・・・。 。」
少しの沈黙の後、「チクショー、クソー、ウーッ、コノヤロー」の10連発。
ルアーをチェックしたらトップとミドルのフックが2本とも伸び切って、リングも引き伸ばされて、はずれる寸前。 まさに完敗。何を隠そう、その姿を見たとたん「コリャかなわない」と思ったときに、すでにこの勝負は負けてました。出直してきます。
その日のお昼休みに釣具屋で一番強いフックとリングを仕込んでのは、いうまでもありません。あれは絶対にメーターオーバーだと私は信じています
