オーストラリア、パプアニューギニアのフィッシング情報。 
オーストラリア、ケアンズから「アウトドアズ ウエブ」 が発信します。
ケアンズのフィッシング情報、餌さ釣り、ルアー、フライ、トローリング、バラマンディーからGT、マーリン(カジキ)まで、ご希望の釣りをアレンジします。
バラマンディーについて
管理者が釣り上げた自己最高のバラマンディー
127センチ 45ポンド

ロッド: ケアンズ ローカルメイド(5.7フィート)
リール: シマノコンクエスト300
メインライン: バリバスPE50ポンド
リーダー: よつあみ 80ポンド
ルアー: バラクラッシック(+15)、ゴールド

ポイント: パプアニューギニア
 バラマンディーはオーストラリア北部から、パプアニューギニア、インドネシア、タイ等の東南アジアの太平洋沿岸部に棲息する魚です。オーストラリアでは、クィーンズランド州からノーザンテリトリー、ウエスタンオーストラリア州北部の海岸に棲息します。

 オーストラリアでは通年釣れますが、ケアンズ近郊では、水温の低くなる6月から8月にかけては活性が低く、かなりのタフコンディションが強いられます。ヨーク半島のウエイパやノーザンテリトリーのダーウィン近郊に関しても、やはり冬場は、夏場に較べると釣果は落ちます。

 ケアンズでは、雨季の直前から雨季の始まり、10月〜12月頃が最も釣れやすくなります。 雨季の始まりには河川の河口域、あるいは海岸部に広く分布していた大型のバラマンディーが、産卵の為、河口に戻ってくるからです。

 ダーウィン近郊では、雨季開け直後を「RUN OFF」シーズンといって、大型のバラマンディーが最も釣れやすくなる時期になります。3月中旬〜5月初旬くらいまでです。雨季が開けて、湿地帯に広がっていた魚が、水位の低下とともに本流に流されてきます。このベイトフィッシュを狙って、大型のバラマンディーが河川の中に入り込んできます。ケアンズ近郊では、雨期の後半から気温、水温ともに下がってきますし、河川の規模があまり大きくありませんから、この時期、大型のバラが釣れる事はあまりありません。

 11月1日から2月1日まではケアンズ近郊はバラマンディーの禁漁期となり、必ずリリースしなければならなくなります(この禁漁期は場所によって異なります。ウエイパ、ダーウィンなど雨期がケアンズよりも早く訪れるエリアは、禁漁期の期間も早くなります。ケアンズ以外の場所にいらっしゃる場合は事前に確認ください。)。

 58センチ以下、あるいは120センチ以上は通年を通してリリースサイズとなります。120センチ以上の場合でもリリースしなければならない最大の理由は、バラマンディーが性転換する魚で、このクラスになると100パーセントがメスで卵を持っているためです。上記、禁猟期、あるいはサイズ制限に関する規則に違反した場合は、高額の罰金が科せられますので、必ず守るようにして下さい。

 河川でのバラマンディーフィッシング以外に、最近はレクリエーション用に放流したバラマンディーがダムで釣れるようになりました。ダムでのフィッシングに関しては、禁猟期はありません。ケアンズ近郊では、ティナルーダムが、淡水のバラマンディーフィッシングのメッカとなっています。淡水で育ったバラマンディーは、汽水域で育ったバラマンディーより成長速度が速く、大型化する傾向にあり、20キロを越えるサイズのバラマンディーも珍しくありません。

 ケアンズ近郊ではバラマンディーのルアーフィッシングに適したポイントが、上記のようなダムも含めて、たくさんあります。ポイントまでは、トレーラーでボートを運び、それぞれの河川でフィッシン グ楽しむことになります。

 車での移動時間は、通常ケアンズ市内から1時間〜1時間半程度です。ボート定員は最大2〜3名までです(ボートにより異なります)。4名以上のグループに関しては分乗して頂くことになります。
 
フォトアルバム
バラマンディ用タックル
ロッド
バラマンディーのボートフィッシング ボートからキャスティングする場合は6フィート未満のショートロッドを用意してください。バスフィッシングやシーバス用のショートロッドなどが使えるはずです。

通常、マングローブの岸沿いをエレキモーターでゆっくりと移動しながら、岸のストラクチャーに向かってキャスティングしてゆきます。キャスティングの距離は4〜6メート。遠投は必要ありません。ただしキャスティングの精度がかなり要求される釣りです。張り出したマングローブの下、繁茂した枝の向こう側にある太い幹、そういったポイントにピンポイントでキャスティングしていきます。取り回しのしやすい5フィート6インチから6フィートまでのショートロッドが一番です。

 ルアーアクションはトゥイッチングを多用しますから、ファーストテーパーのロッドの方がアクションさせやすいと思います。ただしバット部は丈夫な物を選んでください。それなりの強度のあるロッドを用意しておかないと、メータークラスがかかったときには泣きを見ます。

 日本からロッドを持参される方で7フィート以上のオカッパリのシーバス用ロッドを持参される方を多く見受けます。 ケアンズのハーバー近くでおかっぱりでトライしてみたいという方はこれでも十分です。でもボートフィッシングには7フィート以上のロッドは向きません。

●ロッドの硬さ
 基本的には、硬いロッドの方が、フッキング後の突っ込みに絶えられると思います。ストラクチャーのすぐ脇でバイトしたバラマンディーは、バイト後、すぐにストラクチャーに潜り込もうとします。このとき、柔らかいロッドだと、ロッドを引きあげても、ロッドのしなりで、魚に主導権を取られてしまいます。60センチ程度までのサイズなら、あまりロッドの硬さを考える必要もないかと思いますが、それ以上のサイズになると、最初のストラクチャーへの突込みを防ぐ為には、硬めのロッドを使った方がいいでしょう。

 その硬めのロッドを使うことを前提で考えると、ラインは、多少伸縮性のあるナイロンラインを使用した方が、バラシが少なくなるように感じています。

以前、村田基さんが20キロサイズのバラマンディーを釣ったときもラインは22ポンドのナイロンラインでしたが、長時間のファイトの際でも、ラインブレイクが気になるような状況ではありませんでしたし、ナイロンラインだからこそ急な魚の突込みに、耐えられたように思います。
 

ラインシステム
 メインラインは、ナイロンラインなら通常16〜20ポンドクラス、PEラインなら20〜30ポンド程度です。

 PEラインの利点は、根掛りしたときに少々手荒なやり方でもラインブレイクを気にしないでルアーが回収できるという点です。壊れるのはルアーかストラクチャーです。こうしておけば、ルアーをひっかけた際にポイントを荒らさなくてもルアーが回収できるというメリットはあります。トゥイッチングを多用するロッドアクションの点から考えても、PEラインの方に分があります。但し、ジャンプやトリッキーな泳ぎでファイトするバラマンディーを確実にランディングするためには、ラインに伸縮性のあるナイロンラインの方に分があります。

 バイトさせることを優先するか、バラシの少ないファイトを優先させるか、それはアングラーの判断次第です。ちなみに、私は22ポンドのナイロンラインを使用しています。

 リーダーラインは40〜50ポンド。長さはキャスティング用にたらしを取って、リールの中にノットが入り込まない程度、約2メートル程の長さに取っています。手返しを多くしてなるべく回数をキャスティングしたいので、ノットがスプールの中に入って、ライントラブルの原因にならないようにしています。

 もしPEラインをお使いの場合には、リーダーは伸縮性のあるPEライン専用のリーダーを使ったほうがいいでしょう。

2005年6月、ダーウィンでのフィッシングを終えて、考えた事
「ナイロンかPEか?」(この命題はダーウィンでの釣りの場合です)
上は、今回ダーウィンで使用したディープダイバールアー。下はケアンズ近郊で使用するディプダイバールアーです。サイズの違いが歴然です。ちなみに上のサイズのルアーは、ケアンズではトリーリングに使用するサイズです。
バラマンディー用ディープダイバールアー
2005年6月の釣行で活躍したラパラのオーストラリアオリジナルルアー「バラマグナム」。フックは、もっと丈夫で重めのものに交換した方が浮力バランスがいいようです。上段の蛍光カラーなんて、日本で絶対売れないルアーですね。
 ナイロンラインを使う最大の理由は、バラシが少ないことです。バラフィッシングの場合、キャスティングの距離はせいぜい7〜8メートル程度の距離です。バイトしてから取り込むまでは魚との距離はせいぜい4〜5メートル程度にしかなりません。その間合いの中で、突然ジャンプしたり、大きくヘッドシェイクしたりとトリッキーなファイトが多のがバラフィッシングです。その際、ナイロンラインの伸縮性が、魚の突然の動きに対して、ショックアブソーバーの役目を果たしてくれると考えています。リーダーを長くすればすむ事ですが、普通50ポンドクラスのリーダーラインを使うので、リーダーを長く取ると、小さなベイトリールにはなじまないし、スプールの中に巻き込まれた太いリーダーはキャスティングの際のライントラブルの原因となります。

ケアンズ辺りの河川や海岸部ではストラクチャーがさほど大きくなく、深度も比較的浅いので、ルアーを深く沈める必要がありません。その為、ルアーのリップも比較的小さく、引き重りの少ないルアーで十分対処できるので、ルアーの水中抵抗で、アクションが制限されるというような場面に出くわすこともほとんどありません。

 ダーウィン近郊の、比較的大規模な河川の場合、バンクのストラクチャーの形状がケアンズ近郊とはかなり違ってきます。まず、バンクからすぐ深みとなるケースが多く、倒木でも根をバンクに残したまま、魚が隠れやすい枝の部分は水中深くに没している場合が多ようです。それに立ち枯れの木が、バンクから2〜3メートルのところに密集して生えているような場所もあり、相対的に、魚の潜む深度が深くなる傾向にあります。これは雨季の雨量が多く、その時期には水位がかなり上昇し、水量も多くなることが原因かと思われます。従って、潜行能力の高い、リップの比較的大きな大型のディープダイバー系のルアーを使うケースが多くなります。

そして、この引き重りのするルアーを、ある程度の水深で十分アクションさせるためには、伸縮性のあるナイロンラインでは、難しくなってしまいます。そのため、ある程度の深さでも、ルアーに十分アクションの与えられるPEラインの方が有利ということです。それに加えて、魚影が濃いために、魚をばらしても、次のポイントで狙えばいいという考えもあるようです。この点も、ケアンズ近郊のバラフィッシングとの大きな違いといえます。

 もう一つはトローリングの多用です。大型のバラが潜むある程度の水深のあるポイントをより効率よく狙うためには、トローリングが一番ですが、その場合は、伸縮性のないPEラインが向いています。

 シャローでのナイロンラインを使ってのミノーイングと、ディープエリアでのPEラインを使用した大型のディープダイバールアーでのフィッシングの両方がマスターできれば、バラマンディーフィッシングに関しては、どこにいっても、鬼に金棒だと思います。
リール
 リールはバスフィッシングで使用できるものであれば、そのままバラマンディー用として使用できます。ラインは、最低16ポンドクラスです。

 リールはベイトリールがベストです。 バラフィッシングの場合、遠投が必要ありませんし、最大の利点は手返しが早く、数多くキャスティングできることです。バラマンディーの場合、同じ場所に最低10回はキャストしろとよく言われます。物陰に潜んで、自分の射程距離に入ってこない限りバラマンディーは動きません。

そういった意味でも数多くキャストできるベイトリールの方が良いでしょう。ただ慣れない方は、マングローブを釣ったり、バックラッシュに悩まされたりで、結局数多くキャストできない結果になりますから、ベイトリールに慣れない方はスピニングでもかまいません。
 
ルアー
 これは本人の思い入れですから、一概に決めかねます。ある程度の釣果が期待できて、使って面白いのはポッパーでしょう。 濁った水の中から突然水面のポッパーめがけてバラマンディーが躍り上がってくる時の興奮はたとえようがありません。ただし、これは干潮時のかなり活性の高いときに限られます。

通常はフローティングミノーを使うケースが最も多いように思います。ダイバー系のミノーやシャッドも多用します。そのポイントの深度にあわせてルアーを選んでください。

最もポピュラーなのは12センチクラスのボマーで、ロングA、色はゴールドです。こちらではゴールドボマーと呼ばれ、だれでもタックルボックスに一つは入れてます。正直なところ私は、浮力が大きすぎてあまり好きではありません。 私が最も信頼しているバラマンディー用ルアーはラパラのハスキージャーク(サスペンドミノー、黒/オレンジ)です。フックをかなり丈夫な重いものに替えています。実際にはスローシンキングの状態になっていますが、ストラクチャーの根掛りを気にしなくてもいい場合は、ベストルアーです。

右の写真は45センチ程のチビバラですが、これでも12センチのハスキージャークにかかんにアタックしてきます。

 アクションはスローが基本です。トゥイッチングを多用して、ラインを巻き取るのは、たるみを取る程度にして下さい。「瀕死のベイトフィッシュ」が演出できれば最高です。

 あと、合わせを入れてはいけません。バスフィッシングの場合は、必ず合わせを入れるようですが、バラマンディーの場合、口の外側にかかるケースが6割くらいで、口の中にルアーが入ってフッキングするケースは稀です。それに、バラマンディーは口を大きく開けて餌を水と一緒に吸い込みますから、他の魚よりも、口を閉じるのがワンテンポ遅れるように思います。そのため、完全に重さがかかるまで、合わせないで、今までと全く同じようにアクションを続けます。
 
現在の最終的なバラタックルはこれだ!!
2008年6月現在



 
 

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